化学物質過敏症
化学物質過敏症を改善するには、原因となる化学物質を避けることや、化学物質を解毒(デトックス)できるようにする事です。
しかし、化学物質を取り込まないようにしても、どうしても日常生活で取り込んでしまうことがあるので、やはり解毒(デトックス)できる身体を作ることが大切だと思います。
健康体であれば、許容量の化学物質を取り込んでも解毒して排出できるはずなのですが、過敏症の方は解毒能力が落ちてしまっています。
この解毒能力をあげるには、肝臓や腎臓の能力も大切ですが、腸内環境も重要になってきます。
体外から入ってきた、化学物質が最初に体とコンタクトするのが腸であり、また体内に侵入してくる場所も腸です。
腸はこうした体外からやってくる有害物質をブロックするバリア器官として働いています。
腸でブロックできなかった有害物質が肝臓に運ばれて解毒処理されることになります。
なので腸のバリア機能を上げることがとても重要です。
腸内環境を整えるには、なにを食べるかよりも、何を食べないか、です。
足し算ではなく引き算が大切です。
普段摂取しているものでも、実は、小麦(グルテン)・牛乳(カゼイン)・砂糖・アルコール・人工甘味料・添加物などは腸内環境を悪化させることになります。
これらのものを食べないことは少し大変なので、食べてはいけないというより、なるべく控えることが大切だと思います。