マグネシウム欠乏症/肩こり
マグネシウムは、私たちの体内で多くの重要な役割を果たしています。
免疫システムにおいても重要な要素の一つです。
マグネシウムは、免疫細胞の正常な機能に関与し、炎症反応を制御するための必要な酵素反応を促進します。また、免疫応答を調節し、細胞の酸化ストレスを軽減する抗酸化作用も持っています。
現代ではこのマグネシウムが摂取しにくくなっており「隠れマグネシウム欠乏症」な方が多いです。
マグネシウムが摂取しにくい理由はいくつかあります。
食事の偏り: 一般的には緑黄色野菜、穀物、豆類、ナッツ、種子、魚などがマグネシウムが豊富な食品源です。しかし、食事が偏っていたり、これらの食品を摂取する習慣が少ない場合、マグネシウムの摂取量が減少します。
食品加工: 食品の加工や調理方法によってもマグネシウムの含有量が減少する場合があります。精白された穀物や白米、砂糖入りの加工食品などは、マグネシウムが取り除かれてしまうことがあります。また、長時間の調理や加熱処理もマグネシウムの損失を引き起こすことがあります。
地域の土壌条件: 土壌中のマグネシウム含有量は、野菜や穀物などの作物に影響を与えます。特定の地域では、土壌中のマグネシウムが不足している場合もあります。
マグネシウム欠乏症は、以下のような症状を引き起こす可能性があります。
筋肉の痙攣やけいれん ・疲労感や倦怠感 ・不安やイライラ感・ 不眠や睡眠の質の低下・ 高血圧・ 不整脈 などがあります。
マグネシウムには筋肉を柔らかくする作用もあります。「肩こり」など筋肉が硬い人にマグネシウム不足な方は非常に多いです。
バランスの取れた食事を心がけ、マグネシウム豊富な食品を適切に組み合わせることが重要です。
また、必要に応じてサプリメントなども効果的だと思います。