4毒について考える

4毒について考える
最近よく耳にする「4毒(小麦・砂糖・牛乳・植物油)」。
少し刺激的な言葉ですが、なぜ“身体に良くない可能性があるのか”を科学的に見ることが大切です。
① 小麦
小麦に含まれるグルテンは、腸の粘膜を刺激し、腸上皮のタイトジャンクションを緩める作用を持つことが示唆されている。
その結果、腸のバリア機能を弱め、特に腸が弱っている人では、未消化物が体内に入りやすくなり、慢性炎症や不調につながることがある。
② 砂糖
精製糖は血糖値を急上昇させ、インスリンの乱れや脂肪蓄積を招きます。また、悪玉菌やカンジダなどのエサになりやすく、腸内環境を乱す大きな要因です。
③ 牛乳
乳糖不耐症の人が多く、消化できない乳糖が腸でガスや炎症の原因になることがあります。また、カゼインというタンパク質が腸に負担をかける場合もあります。
④ 植物油
特に精製された植物油(サラダ油など)に多いオメガ6脂肪酸は、摂り過ぎると体内で炎症を促進します。現代人はこの比率が極端に高くなりがちです。
ここで重要になるのが、腸内環境と腸内細菌です。
これらを過度に避けようとすると、ほとんど外食もできず、嗜好品を楽しむことも難しくなってしまいます。
だからこそ、ある程度のものを摂取しても耐えられる身体づくりが大切です。
そこで特に重要なのが、「腸内細菌叢の餌」となる栄養素です。
多糖類・オリゴ糖・難消化性デンプン・水溶性食物繊維といった発酵性炭水化物をしっかり摂取することが、腸内細菌の働きを支えます。
また、腸内細菌が食物繊維や発酵食品を分解することで作り出されるのが、**短鎖脂肪酸(SCFA)**です。
SCFAは、腸粘膜の修復、免疫調整、炎症の抑制、さらにはメンタルの安定にも関わる、非常に重要な物質です。
つまり、
「何を抜くか」だけでなく、
「腸内細菌が喜ぶものをきちんと入れているか」
という視点も欠かせません。
野菜・海藻・きのこ・発酵食品など、腸内細菌の餌となる食材を意識して増やすこと。
これも、腸から整える第一歩になります。
体は、食べたものでできている。
そして、腸は健康の土台です。


