症例別アプローチ むち打ち症

主訴
2週間前に通勤中、後ろから追突事故。事故直後は特に痛みを感じなかったが、数時間後に首の後ろに違和感を覚え、翌日から強い首の痛みと肩こりが生じた。さらに、頭痛とめまいも併発し、仕事にも集中できない。
検査・初見
- 首の後ろの鈍痛
- 肩や背中の張り
- 頭痛(特に夕方から強くなる)
- めまいや倦怠感
- 姿勢:猫背気味で肩が前に出ている
- 触診:首の筋肉(僧帽筋や胸鎖乳突筋)の張りが強い
- 可動域:首の前屈、後屈、回旋に制限があり、特に左回旋が辛い
- 筋力:両腕の筋力に軽度の低下あり
- 神経症状:指先に少しの痺れを感じることがある
施術と経過
初回
- 整体的アプローチ:姿勢の調整、筋肉の緊張を緩和するための手技(マッサージやストレッチ)。
- 首の関節調整:ステアステップなどの軽い関節調整を行い、首の可動域の調整。
- キネシオテープによる頚椎の治療と補助
2回目(3日後の来院)
- 筋膜リリース:首、肩、背中の筋膜の緊張を解放。
- 上部胸椎の調整。
3回目(1週間後の来院)
- 首の可動域が改善し、痛みが大幅に軽減
- 頭痛やめまいの頻度が減少
- 筋肉の張りが改善し、体の不調感が減少
まとめ(考察)
- 治療開始から1ヶ月後、痛みはほぼ解消し、首の可動域も正常に戻った。
- むち打ち症は何年経過しても、後遺症が残ることもあります。今回は早めの治療が効果的だったと思います。
患者様の声
「事故後、ずっと不調が続いていたのですが、こちらの整体院での施術でかなり楽になりました。特に頭痛や首の痛みが減ったので、仕事にも集中できるようになり、非常に感謝しています。」