薬とアルコール

「薬とアルコール」
多くの薬は、服用した時点では有害な成分を含んでいるといわれています。
これらの薬は肝臓内の「CYP」と呼ばれる薬物代謝酵素によって処理されることで、はじめて効果を発揮するように設計されています。
しかし、アルコールは脳に影響を与える強い性質を持つため、肝臓はまずアルコールの分解を優先してしまいます。
その結果、薬の代謝は後回しになってしまうのです。
したがって、体内にアルコールが残っている状態で薬を飲むのは効果が薄れるどころか、悪影響を及ぼす可能性もあります。
肝臓の薬物代謝酵素が正常に働くためには、ビタミンCが鉄を「二価イオン」として保つことが必要です。この働きにより、アルコールや薬物を速やかに分解・無害化することが可能になります。つまり、ビタミンCはアルコールや薬の代謝にも重要な役割を果たしているのです。
アルコールをよく飲む人は、ビタミンCが不足がちです。
食事やサプリメントなどでしっかり、補助する必要がありそうですね。