葛根湯の選び方


寒くなってきて、最近は風邪が流行っているようです。風邪を引いたとき、まず葛根湯を飲むという方も多いと思います。
しかし、葛根湯にもさまざまな種類があり、どれを購入すべきか迷うこともありますよね。そこで、選ぶ際の一つの目安になればと思い、まとめてみました。
一般的に薬局でよく見かけるのは、ツムラとクラシエの葛根湯です。どちらも生薬として
葛根(カッコン)・麻黄(マオウ)・大棗(タイソウ)・桂皮(ケイヒ)・芍薬(シャクヤク)・甘草(カンゾウ)・生姜(ショウキョウ)
が含まれていますが、メーカーによって成分量に違いがあります。
まず、葛根湯エキスが多いのはクラシエの製品です。効き目を重視したい、体力のある方や若い方にはこちらが向いています。
一方で、ショウキョウが多く含まれているのはツムラの葛根湯です。ショウキョウは、生のショウガを乾燥させた生薬で、体を温めたり胃腸を整える効果があります。そのため、ご年配の方や胃腸の弱い方にはツムラの方が適していると言えるでしょう。
なお、液体タイプや錠剤タイプ、同じメーカーでも成分量が異なる製品があります。今回の内容はあくまで一つの目安として、選ぶ際の参考にしていただければと思います。

