梅雨と腰痛

梅雨と腰痛
梅雨の季節になりました。
この時期、空気が重く、体に何かまとわりつくように感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、6月の梅雨の時期には、ぎっくり腰になる人が増える傾向があります。
その理由のひとつとして、大気中の湿度が高く、私たちは普段よりも多くの水分を呼吸から取り込んでいることが挙げられます。これにより腎臓に負担がかかりやすくなると考えられています。
腎臓は「後腹膜下器官」と呼ばれ、腰まわりの筋肉と深く関わっています。
簡単に言うと、腎臓が疲れてくると、それに伴って腰の筋肉が硬くなりやすくなってしまうのです。
では、水分の摂取を控えた方がよいのでしょうか?
実はそうではありません。むしろこの時期は熱中症のリスクもあるため、水分はしっかりと摂取する必要があります。
ここで言う腎臓への負担とは、「水分を常に処理し続けなければならない状態」、つまり腎臓が休む暇なく働き続けることによって生じる疲労の蓄積を指しています。
腰の調子があまり良くない方は、梅雨の時期にはコーヒーや甘い飲み物、アルコールなど、腎臓に負担をかけやすい飲み物を少し控えるとよいかもしれませんね。