こむら返り

「こむら返り」
繰り返し起こる「足のつり」が伝えている体からのメッセージ
夜中や明け方に突然起こる激しい足のけいれん。
これが何度も続く場合、単なる疲れや水分不足だけでは説明がつかないケースが多くあります。
実はそれは、体全体のバランス調整がうまく働いていないことを示すサインでもあります。
原因は筋肉そのものではなく「指令系の乱れ」
筋肉は自動的に動くわけではなく、 脳から脊髄、そして運動神経を通じて送られる信号によって収縮と弛緩を繰り返しています。
足がつる状態とは、 この神経の信号が過敏になり、ブレーキがかからなくなっている状態。
筋力が強いか弱いか、体が硬いかどうかとは、必ずしも一致しません。
強い痛みの理由は「ゆるめられないこと」
筋肉は縮むときよりも、元に戻るときにエネルギー(ATP)を必要とします。
エネルギー供給が不足すると、 筋肉は縮んだまま解除できず、激しい痛みとして表れます。
つまり足のつりは、 「力が入りすぎた」結果ではなく、 「回復する余力が失われた」状態なのです。
自覚しにくい体内の水分不足が影響している
脱水は、喉の渇きだけでは判断できません。
体はまず、生命維持に直結しにくい部分から水分を節約し始めます。
その影響で、
神経伝達 、筋膜や関節の動き 、脳や脊髄を守る緩衝機能
こうした部分が、気づかないうちに質を落としていきます。
なぜ頻繁に起こる人ほど改善しにくいのか
繰り返すケースではすでに、
神経が興奮し伝達が乱れている状態 、体液の巡りの偏りが固定化 している。
この段階になると、 水分補給や簡単なストレッチだけでは対応しきれません。
足のつりは「早期の警告サイン」
何度も起こるこむら返りは、 自律神経の乱れ、回復力や代謝の低下が始まっている合図でもあります。
放置すると、 冷えや慢性的なだるさ、しびれ、長引く痛みへと進行する可能性があります。
まとめ
足のつりは局所的な問題ではなく、 全身の調整機能が狂い始めた結果として現れる現象と捉えられます。
頻度が増えている場合は、 その場しのぎの対処ではなく、 神経の働き・体液循環・エネルギー代謝まで含めた身体全体の見直しが必要になります。


