「リンパ」
リンパとはどんな働きをしていて、私たちの身体にどんな影響をもたらしているのでしょうか?
【リンパって何?】
リンパとは、リンパ管を通って流れる液体のことです。
リンパ管は血管と同じように全身に広がっており、体内に侵入したウイルスや細菌などをキャッチし、リンパ節と呼ばれる場所に運びます。
リンパ節は首、脇、鎖骨、そしてそけい部に位置し、病原体と戦う役割を果たします。
リンパは血液とは異なり、心臓やふくらはぎのようなポンプ作用によって流れているわけではありません。
その流れは、筋肉の動きや呼吸などによって促進され、血液よりもゆっくりとした速度で流れています。
【流れが悪いとどうなるの?】
リンパの流れが滞ると、むくみやこりなどの症状が起こりやすくなり、免疫機能の低下にもつながります。
先述の通り、リンパは筋肉の動きや呼吸によって流れます。デスクワークなどで長時間動かない姿勢や、浅い呼吸をする状態が続くと、リンパの流れが滞りやすくなります。
【流れが悪い時の対処法】
リンパの流れを改善するためには、運動による筋肉の動かしや呼吸の促進が効果的です。
また、お風呂上がりのマッサージやストレッチも有効です。
特にリンパ節は関節に近い部分にありますので、その部分を重点的にマッサージすることが大切です。