臀部や足の付け根の痛みは、梨状筋症候群などがよく知られていますが、特に足の付け根や股関節の後ろの深部の痛みは、深層外旋六筋と関連しています。

深層外旋六筋は、骨盤と大腿骨を結ぶ6つの筋肉の総称であり、股関節のインナーマッスルとも呼ばれます。

この筋群には梨状筋、内閉鎖筋、上双子筋、下双子筋、大腿方形筋、外閉鎖筋の6つの筋肉が含まれています。深層外旋六筋は、骨盤と大腿骨をつなぎ、股関節を安定させ、股関節を外旋(外側に回旋)させる役割を果たします。

多くの人がデスクワークや長時間の座りすぎによってこの深層外旋六筋が硬くなります。その結果、膝の内側痛やガニ股、骨盤の後傾による腰痛などの症状が起こりやすくなります。

この「足の付け根の奥が痛い」という症状はよく聞かれます。

当院では、深層筋(インナーマッスル)のリリースや運動療法などを通じて改善を試みます。

  1. インナーマッスル・リリースとストレッチ: 深層外旋六筋の筋肉をほぐすために、筋肉/筋膜リリースやストレッチを行います。これにより、筋肉の緊張や硬さが解消され、痛みが緩和されます。
  2. 骨格矯正:主に骨盤、腰椎、仙骨、および股関節を調整して正しい位置に導き、運動学的な可動性を回復させます。
  3. エクソサイズ: 深層外旋六筋の強化は、筋肉のバランスを改善し、股関節の安定性を高めるのに役立ちます。
  4. 体の姿勢の改善: デスクワークや長時間の座りすぎによる姿勢の悪さが深層外旋六筋の問題を引き起こすことがあります。正しい姿勢を保つために、適切な座り方や立ち方をお伝えします。また、適度な運動やストレッチを定期的に行うことも姿勢の改善に役立ちます。