眼精疲労と肩こりで来院 (30代 女性 デスクワーク)

主訴

30代の女性会社員。週5日、1日10時間ほどパソコン作業。

  • 目の奥の重だるさ
  • 夕方以降の頭痛
  • 首・肩のこり
    が慢性的に続いている状態。

特に「目の疲れがひどくて集中できない」と感じており、知人の紹介で来院されました。


検査・初見

  • 姿勢チェックでは、やや前傾姿勢(猫背傾向)、頭が前に出る「ストレートネック」状態
  • 眼精疲労に関係の深い後頭部〜首の筋緊張が強く、触診でも痛みを感じる様子
  • 自律神経の乱れを示唆する症状(寝つきが悪い、呼吸が浅い)

施術内容(週1回 × 3回)

  1. 頭蓋骨調整(クラニオセラピー)
    • 目の奥の緊張を緩める目的で、側頭骨・蝶形骨を中心に微細な調整
    • 自律神経のバランスも整える効果
  2. 頸椎・胸椎の調整
    • ストレートネック傾向を改善するため、首〜上背部のアプローチ
    • 首肩周囲の筋肉(僧帽筋・肩甲挙筋・胸鎖乳突筋など)を緩める
  3. 眼精疲労のツボ刺激・筋膜リリース
    • 攅竹、睛明、太陽など目の疲れに効くツボをソフトに刺激
    • 顔面・頭部の筋膜調整で血流改善
  4. セルフケア
    • 姿勢改善のための簡単な体操
    • ブルーライト対策やノングレアフィルムの提案

施術後の変化

  • 【1回目】目の奥の重さが軽減、「少しスッキリした感じ」とのこと
  • 【2回目】夕方の頭痛が減り、仕事後も疲れにくくなってきた
  • 【3回目】首肩のこりもほとんど気にならず、睡眠の質も改善傾向

まとめ

眼精疲労は、目そのものの使いすぎだけでなく、姿勢の乱れや首周りの筋緊張、自律神経のバランス崩れも深く関わっています。
当院では、全身のバランスから根本的な改善を目指したアプローチを行っています。


今後のケア計画

  • 月1〜2回のメンテナンス
  • 自宅でのセルフケア継続
  • 定期的な姿勢チェックで再発防止