ムズムズ脚症候群(RLS)で来院 (30代 女性 看護師)

主訴
眠れない夜が続いており、脚がムズムズして無意識に動かさないと落ち着かない。特に就寝前後に症状が強くなる。勤務時間がシフト制で不規則になりやすい。運動不足。ストレスも多い。
慢性的な頭痛・肩こり・腰痛もある。
検査・初見
歩行分析、陽性(ふらつき)。瞳孔・対光反射テスト陰性。耳の高さ左右差あり。胸椎の生理的湾曲減少。頚椎・胸椎・腰椎・骨盤など全体的に過可動ぎみ。
施術と経過
- 姿勢矯正と筋肉の緊張を解消するアプローチ
- 患者の骨盤と背骨の歪みを確認。前傾姿勢や肩の緊張が見られたため、ブロックテクニックによる調整を行う。
- 脚のムズムズ感が下半身の筋肉や神経の緊張と関連がある可能性があるため、下肢の調整。
- 筋膜リリース
- 特に脚部、特に大腿部やふくらはぎの筋膜をリリースすることで、筋肉の緊張を和らげ、血流を改善。
- これにより、脚の不快感が軽減され、RLSの症状が緩和されることが期待される。
- 自律神経の調整
- ストレスなどがRLSを悪化させる要因であるため、頸部や背中の調整による、自律神経の調整。
- ムズムズ脚症候群(RLS)は鉄欠乏症貧血とマグネシウム不足が原因
栄養による改善も必要と思われたので、EAA(アミノ酸)、鉄(サプリメント)、ナイアシンアミド(サプリメントでメンタルの不調に効果があります。)を摂取開始。
1週間後:カイロプラクティックによる身体と自律神経の調整。少し症状が軽くなったので、マグネシウムも摂取開始。
5. 定期的なフォローアップと再評価
- 1週間毎に、症状の改善具合を確認し、再調整を行う。
まとめ
- 1ヶ月後、夜間の不快感が減少し、睡眠の質が改善。患者は「脚のムズムズ感が少なくなり、夜もリラックスして眠れるようになった」と報告。
- ムズムズ症候群は女性は、出産後などに起こることも多いです、食事だけでは足りない栄養を補うことは難しいこともあります。症状に応じてサプリメントなどで補うことも必要です。