原因① 後頭下筋群の緊張

頭痛や首の痛みがある方なら自覚している方もおおいと思いますが、この頭と首の付け根のところにある後頭下筋群が疲れて緊張し硬くなると頭部に関連痛を引き起こします。

この筋肉群は目や頭の動きに合わせて、顔の角度や向きを微調整しているのでパソコンやスマートフォンなどで目や顔を前後左右に細かく動かすことでとても酷使しています。この頭の後ろ側は脳からの司令(神経)の通り道でもあるので、この後頭下筋群が緊張すると身体全体にも影響を与えます。

この筋肉群を緩めると、なんか身体がおもだるい・朝起きても疲れがとれていない等の不調も改善しやすくなります。

原因② 頸椎2番の炎症

頭痛になるのに首の2番目の骨に付着している筋肉が原因の場合があります。

図をよく見てみると2番目の骨には沢山の筋肉が付いています、首の真ん中から少し上のあたりが痛い、又は押すと痛気持ちいい方などはこのあたりの筋肉が炎症を起こしている事があります。
押すと痛気持ちいいので、ぐいぐい押してしまうと余計炎症がひどくなって頭痛を誘発してしまう事があります。

この場合は炎症を起こしている根本を改善しなければなりません、後頭骨や肩甲骨、鎖骨、脊椎、又は腰周りなど首ではない所が原因の時も多いです。

原因③ 側頭筋の緊張

こめかみの辺りの筋肉が引っ張られるような、又は縮むような感じの経験がある方はこの筋肉が頭痛を引き起こしているのかも知れません。

原因としては、原因①の後頭下筋群の緊張により引っ張られていたり、顎の骨にも付着しているので顎関節に問題があったり、悩み事や過剰なストレスなどが考えられます。

この場合は問題となっている筋肉や膜組織をゆっくりとリリース(緩める)します。

また、側頭部の血管がドクドクする拍動性の頭痛のときは側頭部を押圧しても効果はないので、原因となっている所(胃など内臓由来の時もあります)を改善します。