
関節リウマチで来院 (50代 女性 主婦)
主訴
朝起きたときに手指のこわばりが強く、最近では膝関節にも違和感が出てきた。医師により「関節リウマチ」と診断済。薬物治療は継続中だが、生活の質を上げるために補完的なケアを希望して来院。
- 関節周囲の筋肉の緊張の緩和
- 可動域制限の緩和
- ストレス・自律神経バランスの調整
検査・初見
- 手指の第2関節に腫れと軽度の変形あり
- 両膝に腫れはないが、屈伸時に違和感と軽度の痛み
- 肩こり・背中の張りも強い
- 朝のこわばり:約30分程度続く
施術と経過
▼ 1回目〜2回目
- カウンセリングと検査を重点的に実施
- 強い刺激は避け、全身の筋膜リリース・軽度の関節モビライゼーションを中心に施術
- 手指と膝周辺のリンパドレナージュ的アプローチ
- 自律神経調整のための頭蓋・骨盤リズム調整
- 食事の改善と栄養補助のためタンパク質/ビタミンC/鉄のサプリメントを開始
▼ 3回目〜5回目
- 筋緊張の緩和が見られ、肩こり・背中の張りは軽減
- 手指のこわばり時間が15分前後に短縮
- 膝の違和感も軽減傾向に
- 呼吸・姿勢の指導、セルフケア(軽いストレッチ)の提案
▼ 6回目〜8回目
- 全身のバランスが安定し、歩行時の不安感も軽減
- 朝のこわばりは10分以下になる日もあり
- メンタル的な安定(睡眠の質向上)も実感されたとの報告
- 今後は3週間に1回のメンテナンス施術に移行
- 栄養補助のサプリメントは量を減らして継続
クライアントの声
「薬だけでは不安だったけど、カイロプラクティックを受けることで体が軽くなり、前向きに日々を過ごせるようになりました。先生のアドバイスも丁寧で安心できました。」
まとめ(考察)
- 関節リウマチは自己免疫疾患のため、炎症が強い急性期は施術を避けることが重要です。
- 医師の治療方針を尊重したアプローチを提供しています。
- 産後に発症するリウマチはタンパク質と鉄不足が原因のこともあり、食事改善と補助も必要になってきます。