慢性的な偏頭痛とめまいで来院 (30代 女性)

主訴

2~3日おきに偏頭痛がおこる。気圧の変化など、雨の前後はほとんど頭痛になる。頭痛がひどい時は仕事を休むこともある。めまいもよく起こる。腕に少し痺れを感じる。

頚椎のレントゲン検査では特に問題は見つからなかった。直接関係があるかは不明だが、十数年前に頚椎のムチウチの経験あり。

検査・初見

瞳孔・対光反射テスト陰性。椎間孔圧迫テスト・ジャクソンテスト陰性。左右の耳の高さ2cm差。頚椎左回旋可動性減少。上部胸椎過伸展。骨盤腸骨左右差あり。

仙骨斜頸と上部頚椎に可動制限。腰部から背部にかけて起立筋の過緊張。それ以外は頚椎・腰椎・骨盤・股関節などは過可動ぎみ。

施術と経過

初回:仙骨の斜頸を調整。上部頚椎の調整。頭蓋骨(蝶形骨など)の調整。以降毎週の施術予定。

2回目:偏頭痛の頻度が週一回ほどに減少。脊柱が整っても腰背部の緊張があったので、内臓(胃/腎臓)のリリース。腰椎5番の調整。頭蓋骨の調整。

3回目:めまいがほとんど消失。

4回目〜5回目:偏頭痛は月に1回ほど、気圧の変化にもある程度対応できるようになった。仕事も休むことがなくなった。

以降:生活習慣や仕事など、ストレスを感じると身体の調子が悪くなることはあるので、また症状がひどくならない様、定期的な来院を続けています。