仙骨後頭骨テクニック

Sacro Occipital Technic

SOT(仙骨後頭骨テクニック)とは、脊柱全体を整えるテクニックです。

頭蓋骨-背骨-骨盤を整えると、脳と脊髄からなる中枢神経が正しく作用し、身体の循環システム・自律神経系・筋骨格系などの様々な症状が改善されます。

後頭骨から仙骨の規則的な配列を整えるため、SOTでは、身体の状態を重症度によってカテゴリーI、カテゴリーⅡ、カテゴリーⅢと分類して診ていきます。

施術には、手による手技以外に、刺激の少ないアクチベーターや、素材の柔らかな三角形のブロックなどを使用します。


カテゴリーⅠ

骨盤が傾き、体の土台が崩れている初期段階のゆがみです。脊柱が歪み、頭の傾きが起こり、脳と脊髄の働きに欠かせない脳脊髄液(CSF)を循環させることができず、身体全体の神経作用の低下がおこっているので、様々な症状が現れます。

症状

偏頭痛に代表される頭痛

アトピーやアレルギー全般

様々な内臓の不調

慢性腰痛

カテゴリーⅡ

カテゴリーⅠの状態が続くと、身体の歪みに骨盤が耐えられず仙腸関節が離解します。脊柱はバランスを失い、列を乱した椎骨は脊随からでる神経根を圧迫し、正常な神経機能は失われます。そして骨盤の不安定性が、肩や手首の痛み、首の歪み、膝、さらには顎にも問題が発生していきます。

症状

骨盤周辺の痛み

股関節と大腿の痛み

顎関節痛

腕・肩の痛み

カテゴリーⅢ

カテゴリーⅢの離開を修正しないと仙腸関節は分離状態になります。この段階になると、腰椎や腰椎椎間板周辺に症状が現れます。

症状

坐骨神経痛

ひどい腰仙部の痛み

椎間板ヘルニア