ストレートネックの改善で来院 (40代 女性 IT企業勤務)

主訴
1日8~10時間のパソコン作業をしている。首の痛み、肩こり、頭痛、眼精疲労がつらく、日常生活や仕事に支障が出ている。
整形外科で「ストレートネック」と診断されたが、湿布や保存療法、ストレッチ指導では改善しなかった。
頭痛薬を週に3回ぐらい服用している。
検査・初見
背中全体の筋肉が硬直し、血流が悪い状態。頚椎・胸椎・腰椎に生理的湾曲の減少。頚部の可動性減少。
僧帽筋上部、肩甲挙筋、菱形筋、棘上筋、胸鎖乳突筋の緊張。
内臓疲弊による、胸郭・内臓間膜・脊柱の問題。
施術と経過
初回〜4回目:背部の筋・筋膜リリース。胸郭膜・内臓間膜のリリース。脊柱の土台となる骨盤の調整。胸椎・頚椎の調整。頚部周辺の筋・筋膜のリリース。内臓疲弊改善の食事・栄養の提案。
- 2回目:頭痛の頻度が週3回 → 週1回に減少。肩の重さが軽減。
- 4回目:脊柱の生理的湾曲が改善。
- 6回目:首・肩の痛み、目の疲れが軽減。
- 以降は月1回のメンテナンスとホームケアで安定。
まとめ(考察)
ストレートネックは現代人に多く見られる「生活習慣病」の一つであり、単なる首の歪みではなく、姿勢全体や筋・筋膜のバランスの乱れが関与しています。姿勢や脊柱の歪みは内臓の影響もありますので食事の見直しと、定期的な施術、正しいセルフケアの継続によって大きな改善が見られました。
備考
・施術期間:1ヶ月半(週1回ペース)
・以降:月1回のメンテナンスを行なっています。