四十肩で来院 (40代 男性 会社員)

主訴
- 症状:
- 約2ヶ月前から左肩の痛みが始まり、徐々に強くなった。
- 夜間痛や朝起きたときに肩が固まって動かしづらい。
- 肩を上げると痛みが増すが、腕を前に伸ばす動作では痛みが軽減する。
- 日常生活では、物を取るときや車の運転中に不快感が強くなる。
検査・初診
左肩挙上不良。胸部の生理的弯曲の減少。右仙腸関節の可動域制限。左鎖骨上方変位(回旋変位)。肩甲下筋の過剰硬直。胸椎5番のフィクセーション。数年前に胃潰瘍あり。
施術と経過
- 初回の施術:
- 肩周りの筋肉(特に僧帽筋、三角筋、肩甲下筋)を軽くマッサージして緊張を和らげる。
- 軽いストレッチや関節の可動域を広げるための施術。特に肩関節の前後、内外旋の動きに焦点を当てる。
- 仙腸関節の調整・左鎖骨の調整。
- 2回目以降:
- 肩甲骨周辺の筋/筋膜の張りのリリース、関節の可動域を広げる。
- 自宅でできる肩のストレッチ方法。特に肩甲骨の動きや、肩の上げ下げの運動を指導。
- 仙腸関節の調整
- 内臓疲弊による姿勢不良がみられるので、内臓間膜の調整と栄養の改善。
- 初期の治療で痛みが軽減し、肩の可動域が広がる。
- 1ヶ月後には肩の痛みがほぼなくなり、日常生活で不快感が減少。
- 完全な回復を目指し、肩の柔軟性を高めるためのストレッチと、姿勢改善を引き続き行う。
- 3ヶ月後の評価では、肩の可動域が正常に戻り、再発防止のためのエクササイズを継続。
まとめ
四十肩/五十肩は肩関節に問題があるだけではなく、骨盤の歪みや内臓の問題で症状がでることも多いです。また、自宅でのリハビリや食事改善も、回復を早めるにはとても重要になってきます。